親子二代でピアノ

小学1年生のときから、ピアノを習った。
姉妹三人だったので、ピアノの先生が、週に一度来てくれて、教えてくれた。
近所の子も、うちにピアノがあったので、うちに来て、習っていた。

 

一回30分くらいだった。
ピアノの先生は、音大に通っている若い女の先生だった。
うちのピアノは、母がやりくりして、買ってくれたのだ。

 

当時の母は、ピアノは高くて、買うのが大変だったと言っていた。
私は、先生の来た時しか、ピアノを触らなくて練習もあまりしなかったが、楽しかった。
発表会も、二度くらいした。

 

お出かけ用のワンピースを着て、舞台に上がり、日頃の練習の成果を父兄に見せるのだが、大変緊張したのを覚えている。
中学にあがる時に、ピアノを辞めて、姉や妹も、高校や中学にあがったら辞めてしまった。
いつしか誰もピアノを弾かなくなり、私が30代後半になるまで、実家のピアノは、そのまま眠っていた。

 

しかし、私が30代後半で実家を建て直すときに、ネットオークションで売ることにした。
古かったが、まだ壊れてなかったので、6万くらいで売れた。
今、40代になって、娘が小学生にあがり、ピアノを習いたいと言っている。

 

売ってしまったピアノを、親子二代で使っても良かったのではないかと、今にして思う。
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我が家にピアノがやってきたのは、12歳年下の妹が7歳になった頃でした。
周囲の友達の影響で自分もピアノを習いたいと言い出した妹に、両親は中古のピアノを購入してあげたのだった。
和室しか置ける場所が無く、和の空間にピアノという、ちょっと不思議な環境の中で妹はいつも練習。

 

最初はすぐに飽きるだろうと思っていたが、その熱は冷めずに、結局高校卒業までピアノを習い続けた。
もちろん、それを職業にするようなレベルまでは行かなかったが、今でも実家に暮らしていた頃の風景を思い出すと、そこには妹が奏でるピアノの音が浮かんでくる。
実家を離れて大学に進学した妹は、すっかりピアノから離れてしまい、その音色を聞くことはしばらく無かったが、2年前の妹の結婚式で、妹は久々にピアノを演奏した。

 

弾いたのは、音楽に疎い兄には曲名はよく分からないけど、いつも妹が弾いていた思い出の曲。
その音色を聴いていると、初めて家にピアノが来て大喜びだった幼い妹や、発表会に向けて一生懸命に練習する妹、進学で家を離れる最後の日にピアノにお礼を言っていた妹…など、色々な光景が思い出されて、結婚式で泣くものかと思っていたのに、思わず涙が流れてしまった。

 

いま、我が家にあるピアノは母が子どものときに祖父母から買ってもらったピアノです。
もう40年近くになるのでしょうか。
このピアノで、母がピアノを習い、当時住んでいた神奈川県から長野県に嫁ぐときにも一緒に嫁入り道具として引っ越してきたピアノ。

 

そして、私は物心ついたときにはピアノに触れていましたし、小学生になってからはピアノを習いはじめました。
中学生になって部活動が忙しくなってピアノを弾く機会もグンと減ってしまったけれど、たまに触っては癒されていました。
そして今度は私が嫁ぎ、新築一戸建てを購入した事をきっかけに実家から搬送されてきたピアノ。

 

運搬料も掛かったし、もう古くなってしまって触れる事も少なくなってきて1年に1回の調律が欠かせないけれど、思い出がたくさんつまったピアノです。
今は1歳の娘がお気に入りで鍵盤を叩いています。
もちろん曲にはならないけれど、音が出る事が嬉しくて何度も何度も鍵盤を叩いています。
将来、このピアノがまたきれいな音を奏でる日がくるのかなと思うと、とっても楽しみです。

 

幼稚園の頃から音楽教室に通いはじめ、中学1年生までピアノを習っていました。
きっかけは幼稚園で放課後行われる音楽教室で、歌やリズム遊びが好きだった私は自分から行きたがったのだそうです。
習ってすぐに、鍵盤を弾くことに夢中になって、幼い頃は暇さえあればピアノやオルガンを弾いて遊んでいました。

 

小学校に上がる時、本格的にピアノ教室に移行しました。
私が通っていたピアノ教室は、近所にあるとても立派なお宅にある離れのピアノ教室でした。
先生は外部から呼ばれて教えてくださるK先生で、優しく丁寧に指導してくださいました。

 

母屋は友達の家でもあり、お菓子作りの上手な友達のお母さんがいつもケーキやクッキーを焼く甘い香りがしていました。
ピアノ教室のことを思い出すと、母屋の方から甘い匂いがしていたことが浮かんできます。
ピアノ教室のクリスマス会の時などは、それぞれ生徒が練習してきた曲を発表して、手作りのお菓子をいただきました。

 

緊張しやすいので、年齢を重ねるごとに人前で発表するのが苦手になって苦労しましたが、ピアノを弾くこと自体は好きであまり苦になりませんでした。
先生がとても優しい方だったのも続けられた理由の一つです。
K先生が結婚されて子育てに専念するということで、次の先生に引き継ぐかどうかで迷いましたが、勉強とクラブ活動が忙しくなり辞めてしまいました。

 

今思うと、もったいなかったかもしれませんが、緊張しやすい私を励ましながら指導してくださったK先生が好きだったのだと思います。